お試し受験①

受験が段々近づいてきました。ママ友の間では、いろいろな情報がひそかにかわされている模様です。
あるお母さんから「お試し受験は2回受けるのが常識ですか?」というご質問がありました。どうもママ友からそう聞いたみたいです。そして、受けるとこは、……中学。以前は、土佐塾とか、女子なら、九段下とかが、普通でしたが、最近は、そんなとこも、お試し受験の候補に入ってるのかと思いました。なんたって、子どものことなので、初めての体験で、緊張するかもしれないし、緊張するタイプは受けておいた方がいいような気もしますが、塾に通っていれば、日能研では、毎週カリテやってますし、ほかの塾でもそうでしょう。
9月くらいから、首都圏模試ほか、いろんな合否判定の模試も受けてますし、大概の場合は、もう、十分のような気もします。担当した生徒でとりあえず、お試し校に受かって自信がついたという場合もありますが、それは、個々人によって違うと思います。
実際の入試と模試は違うから、その緊張感を味わっておくのが大事だ、というのもうなづけます。
まあ、一回は受けてもよいのではないでしょうか?
しっかりしたお子さんなら、何度も模試を受けているのであれば、必要ないという気もします。どっちかというと、志望校の過去問を、時間を図ってご自宅なり、マンションの自習ルームなりで受けるほうが実用的だと思います。
もちろん試験の受け方というか、合格するためのマニュアルは別にあります。
100点を狙うのではなくて、みんなが取れる問題を落とさないというのが鉄則です。時間が比較的余りそうな社会を除き、時間との勝負です。特に算数はそうです。1番からやればいいというものではありません。親切な学校は1番から徐々に難しくしますが、意地悪な学校は、最後にやさしい問題を持ってきたりします。というより、ぱっと見、難しそうなんだけど、小問題は、1番だけは以上にやさしいとか。そういう技術は、実力とは別にありますが、模試を何度か経験し、過去問をやっておけば、その辺もわかってきます。逆に言うと、取れない問題は捨てろ!という真実もあります。
取れる・取れないの仕分が必要なわけです。50分の時間で全教科満点なわけありません。そんなにできるなら、おためし受験も必要ありませんし、過去問で、満点なら、もう少し上位の学校を目指すべきでしょう。
上には上がいます。学校ではもちろん塾でも天才と言われ、模試で全国で一桁の生徒だって開成や、筑駒、オウインにいけば周りは皆そういう生徒ばかりです。経験が十分あれば、もう、お試し受験なんか必要ないわけです。模試で上位ならもう過去問だけで十分です。もし、成績が、普通であっても、しっかりしたお子さんなら、家で過去問を、時間計ったほうがいいと思います。お試し受験の学校の問題は、志望校と違いますし。また、だめもとで1月中に、埼玉の明の星なんか受けることもありますが、あまり難し過ぎると、自信を失って、逆効果の時もあります。
正確な回答としてはお子さんの個性次第ということになります。実際は、入試の受験の受験料も理解に苦しむほど高いという現実もあります。お試しで2つ受けたら、うん万円です。だから、できれば、家で、過去問やったほうがリーズナブルですね。