例えばSAPIX①

SAPIXの特徴を考えてみました。
「莫大な量のテキストと宿題」
「ハイレベル・ハイスピードの授業」
「頻繁なクラス替え」だと思います。
学期を通して使用するテキストは存在せず、毎回デイリーサピックスとデイリーサポートという単元別の教材が配られます。さらに補助教材として、プリントや問題集を指定されることがあるため、宿題の量もテキストも莫大な量となります。テキストは毎回配布され、バラバラなので整理だけでも大変な労力が必要です。
教材自体やカリキュラムは非常によく研究されており、基本問題から難問までレベルに合わせて取り組めるようになっています。
クラス分けについて
上のクラスから下のクラスまで、同じ教材を使用していますが、クラス毎で宿題をやる場所が違い、クラスのレベルに合った問題を先生が出すようなシステムです。
授業でやった問題をその日のうちに復習し、その他の問題はその週のうちに消化、デイリーチェックで得点ができるようにする、という流れができあがっていれば、揺るぎない実力がつくようになっているはず?なんですが、ほとんどの子にとって、この流れに乗ることは不可能に近いでしょう。
不可能?可能?
特に6年生で配布されるプリントの量は尋常ではなく、すべてをこなすのはほぼ不可能です。この、ハイレベルで膨大な宿題を無理矢理こなそうとするがために、じっくり、深く考えることが出来なくなってしまいます。毎回算数は授業前にもテストがあり、点数が悪いと先生に叱られたり、教室の外に貼り出されたりする事があるので、かなりなプレッシャーの中で、分からない宿題に追われ、でも成績は上がらない・・・・。
なんでだろ〜なんでだろ〜と泣きたくなるのを通り越して笑いたくなってしまいそうですね。 追い詰められているお子さんも多いと思います。授業中にデイリーチェックという小テストが実施され、授業も解説以上に問題演習が多いため、実質の授業時間はそれほど長くないので、どうしても授業はハイレベル・ハイスピードになってしまいます。上位クラスも下位クラスもほぼ同じ学習内容ですので、下位クラスの子にとっては、相当厳しい塾と言えるでしょう。
※情報が少し古いかも知れませんが、大筋は変わらないと思います。