例えばSAPIX②

マンスリーテスト
更に、1~2か月に1度の定期的なマンスリーテスト・組分けテストの結果で、クラス替えが行われます。頻繁にクラス替えが行われるので、成績が安定しないとクラスの昇降に、親子でかなり振り回されることになります。また、6年生の土曜特訓やSS特訓などでは、学力によって志望校別コースが決まるために、5年生終了時のクラスで、できる限り上位(志望校のコースに入ることができるクラスに在籍すること)に入る必要がありますから気が抜けませんね。
SAPIXを上手に利用する裏技?
ではどうしたらSAPIXをうまく利用して成績を上げられるのでしょうか?SAPIXの教材や宿題は、優秀なお子さんに合わせて作られています。したがって、すべてをやる必要は絶対にないし無理です。ですから、自分のレベルに合った問題を取捨選択してやらせることがとても大切になってきます。ただ、この取捨選択がお母さんやお父さんには非常に難しいです。また、塾の先生もそこまで個別に親身に対応はしてくれません。そこで、一心塾の方針をお伝えします。
(1)授業でやった問題とその類題(テキスト中に似たような問題たくさんあります)が確実にできるようにする。とにかくできるようになるまで繰り返しやる。
(2)デイリーチェックで間違った問題の類題をテキストに戻って復習する。
(3)マンスリーなどのテストで間違った問題のうち、正答率が高い順に、類題をテキストに戻って復習する。
流れを作りましょう
この流れを作って、苦手な単元や苦手な問題を把握して、似たような問題を繰り返して完全にできるようにすることが大切です。自分では分かっているつもりでも、解けない。という事はよくありますので、とにかく解けるようになるまで繰り返して下さい。授業を聞いた直後はわかったつもりでも、いざ宿題を家でやる段になり、出来ないなんて事になるべくならないように、授業が少しでも頭の中に残っているその日のうちに、授業でやった問題だけでも解き直しをしてみて下さい。そのときには、すっと解けた問題と苦労して解いた問を区別しておきます。 そして、授業の2~3日後に苦労した方の問題の類題を解いてみる。宿題の中でこの辺は確認出来ると思います。そうすると定着度が上がっていくと思います。
大手塾に関しては、自分である程度問題を解く力(家でちゃんと一人で学習習慣が身についている)を養った上で行かないと、無駄な時間とお金を浪費することになり、塾のクラスを上げるために、別の個別や家庭教師を雇う という事になってしまいます。本来の目的は塾のクラスを上げることではなかったはずです。それがいつの間にか、クラス分けテストに親子で振り回されて・・・。
良いリズム、良い流れ になっていないな?と思ったら突っ走らないで、足を止めて考えてみてください。今、御三家に行けなくても、大学受験でいくらでも挽回できます。一心塾には繰り返しやることで挽回した生徒さんもたくさんいます。